(2025.5.7)

水中で突然マスクが壊れる。
そんな状況、想像するだけでドキドキしますが…実際に起こったときにダイバーを救うのは、準備された「もう1つのマスク」です。
そう、予備マスク(バックアップマスク)。
なぜ予備マスクが必要なのか?
水中での視界と快適性を支えているのは、言うまでもなくマスク。
この1つが破損しただけで、ダイビングは視界ゼロの世界天国と地獄の分かれ道になります。
・マスクバンドが切れた
・レンズが外れた
・シリコンが裂けた
こんなトラブルは、予備があれば1分でリカバリー可能。
しかも、安全停止も継続できるし、チームにも迷惑がかからない。
予備マスクはどこに持つ?
テクニカルダイバーの多くは、BCDのポケットやドライスーツのポケットにボルトスナップをつけて収納しています。重要なのは「取り出しやすく・落としにくい」場所に保管すること。緊急時に“迷わず手が届く”配置が、ただの小道具を“命を守る装備”に変えてくれます。
でも、もし予備を持っていなかったら?
スポーツダイバーは予備のマスクを持っていないこと、おおいですよね。そんな時にマスクが壊れた時の対処も考えておきましょう。
・呼吸を維持
・中性浮力をキープ
・バディに合図して一緒に浮上
これが基本。
視界ゼロでも冷静さがあれば、安全に戻れる。このスキルは大事です。
ただ、だからこそ思い知るのです――
「あの時、予備があれば…」という後悔は、次回からの装備に直結するのです。
今日のひとこと:
「予備マスクは、お守りではなく、水中での第二の目。」
トラブルは、準備がある者の前では“ただの出来事”に過ぎません。
さあ、次のダイビングでは予備マスクをポケットに忍ばせてみませんか?